「コードネーム(Codenames)」は赤チームと青チームに分かれて戦う対戦&協力型のボードゲームです。
各チームはスパイマスターの出すヒントを頼りに25枚の単語カードから自分のチームの単語がどれか探し当てます。
2016年に「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞しており、大人数で盛り上がれる人気のパーティーゲームです。
商品名 |
コードネーム |
---|---|
プレイ人数 | 2〜8人 |
プレイ時間 | 約15分 |
価格 | 3000円 |
対象年齢 | 14歳以上 |
ジャンル |
表現、推理、協力 |
---|---|
デザイナー | ヴラーダ・フヴァチル |
製造 | Czech Games Edition |
国内販売 | |
発売時期 | 2016年2月 |
- コードネームのお勧めな点
- コードネームの概要と目的
- コードネームの準備
- コードネームのルール
- ゲームの終了条件
- その他のルール
- コードネーム オンラインについて
- コードネームのシリーズ作品
- コードネームにお勧めなスリーブ
- コードネームのレビュー
コードネームのお勧めな点
ルールが簡単で分かりやすく、ボードゲームに不慣れな方でも気軽に楽しめます。
皆で話し合いながらゲームを進めるので、大人数で盛り上がるボードゲームをお探しの方にお勧めです。
コードネームの概要と目的
コードネームはスパイマスターのヒントを頼りに25枚の単語カードから自チームの単語を当てるゲームです。
暗殺者を引くと即、敗北なのでドキドキします。
スパイマスターは「1つの単語」と関係する単語カードの「数」でヒントを出します。例えば「マスク」と「救急車」を取ってもらうために「医療、2」というヒントを出します。
回答者はヒントから単語を推理して、1つを選びます。正解すればさらに単語を選べるため、良いヒントを出せば1度にたくさんの単語を当てることも可能です。敵チームより先に自チームの単語を全て当てれば勝利です。
チーム戦がゲームを盛り上げる
スパイマスターのヒントから皆で話し合って答えを探す課程が楽しいです。 単語のイメージは人によって違うため、意外とスパイマスターの思った通りになりません。
スパイマスターはヒントに頭を悩ませますが、その分、良いヒントを出せたときは嬉しいです。ボードゲームに慣れた人はスパイマスターが楽しいと思います。
コードネームの準備
チームを決める
「赤チーム」と「青チーム」の2チームに分かれ、チームの中でヒントを出すスパイマスターの役を決めます。スパイマスター以外の人は現場諜報員となり、単語を当てる回答者となります。
この時、両チームのスパイマスターはコードネームのプレイ回数が同じくらいの人を選ぶと良い戦いができます。
コードネームカードを並べる
単語が書かれたコードネームカードを25枚適当に選び、「5行×5列」で並べます。
コードネームカードは200枚あり、裏表に単語が書かれています。400個の単語から選ぶため、何度やっても違う組み合わせで遊べます。
重ねるとかなりの分厚さになります
カード枚数が多いので、他の表現系ゲームに流用するのもアリです。
キーカードを選択する
スパイマスターはキーカードを適当な向きで1枚選択します。正解を表すので回答者に見えないように気を付けて下さい。
赤マスと青マスが各々のチームで当てるべき単語です。フチの色が先攻のチームを表しており、先攻が9枚、後攻が8枚当てる必要があります。
キーカードは40枚あり置く向きによって1枚で4パターン表現できるため、40枚×4の160通りの配置があります。
キーカードを先ほど並べた単語カードと対比させると下の画像のようになります。
以上でコードネームの準備は完了です。
コードネームのルール
コードネームはターン制で赤チームと青チームで交代しながら単語を選んでいきます。自チームのターンの流れは以下のようになります。
①スパイマスターがヒントを
出す
スパイマスターが「1つの単語」と関係する単語カードの「数」でヒントを出します。複数の単語を取るため、複数の単語に共通するヒントを出すことが重要です。例えばリンゴとスイカを選んでもらうため、「果物、2」とヒントを出します。
ゲームが進むほど単語が少なくなります。共通のヒントが出しにくくなるので、早めに複数の単語に共通するヒントを出しましょう。3つか4つの単語に関係するヒントが出せれば上出来です。
②回答者で話し合って
単語カードを選ぶ
ヒントを元にどの単語が自チームのものか話し合いで1枚決めます。スパイマスターは表情や目線がヒントにならないよう気を付けて下さい。
ヒントからどの単語が分からなくてもパスはできません。自チームのターンで必ず1枚は選ぶ必要があります。
③選んだ単語カードを処理する
選んだ単語カードをスパイマスターが処理します。この時、選んだ単語カードの正体によって処理が違います。
正解の場合
自チームのエージェントカードを単語カードの上に重ねて、正解を示します。正解した場合、続けて単語を選ぶことができます。選ばずに敵チームにターンを移すことも可能です。
正解し続けた場合、最大でスパイマスターが出したヒントの「数」+1枚までカードを選べます。ヒントが「果物、2」なら最大で3枚です。最大数に達した場合は敵チームにターンが移ります。
敵チームの単語カードだった場合
敵チームのエージェントカードを単語カードの上に重ねて、不正解を示します。自チームのターンは終了し、敵チームにターンが移ります。
暗殺者のカードだった場合
暗殺者カードを単語カードの上に重ねます。暗殺者が出た時点でゲームは終了し、暗殺者の単語カードを選んだチームの敗北になります。
暗殺者のリスクがあるため、適当にカードを引くという行動がしづらくなっています。
一般人のカードだった場合
一般人カードを単語カードの上に重ねて、不正解を示します。敵チームの単語カードを選んだときと同様に敵チームにターンが移ります。
ゲームの終了条件
①〜③を繰り返し、どちらかのチームが自チームの全てのコードネームを当てるか、暗殺者を引いたらゲームは終了です。
その他のルール
砂時計について
コードネームには砂時計が付属しているので、制限時間を設定してプレイ可能です。スパイマスターのヒントを考える時間が長い場合や話し合いが長びく場合に使用して下さい。
自分の砂時計で時間を計ってみると1分30秒弱(1分20秒〜30秒)でした。
上級ヒント
無限
例えば、「果物、無限」という形でヒントを出します。回答者は正解し続ける限り、単語カードを選ぶことができます。相手チームが次のターンで勝ちそうで、このターンで全てのカードを開けて欲しいときなどに使います。
0枚
例えば、「果物、0」という形でヒントを出します。回答者に果物に関係する単語カードは正解でないことを伝えます。この時、特別ルールとして選べる枚数は上限枚数無しとなります。正解し続ける限り、単語カードを選ぶことができます。
スパイマスターへの質問
ヒントの単語に複数の意味があって、どの意味か分からないときや、発音が聞き取れなかったときなどヒントに関してスパイマスターに質問できます。
例えば、「ロック」というヒントの場合、音楽のロックなのか、岩のロックなのか聞くことができます。
コードネーム オンラインについて
プラウザ版の「コードネーム オンライン」がコードネームを制作している会社の「Czech Games Edition」から無料でリリースされています。
スマホですぐにプレイ可能!
プラウザからプレイできるので、インストールが不要ですぐに始められます。海外の会社が作成していますが、日本語にも対応しています。
現在は「コードネーム」と「コードネーム:デュエット」が遊べます。本家と同じくらい快適にプレイできるので、WEB上でのボドゲ会やオンライン飲み会にお勧めです。
準備が楽で本家より快適かも……
何で無料なのか?
会社のHPを読んでも無料でリリースしている目的は書かれていません。まだベータ版らしいので、将来は有料化される可能性もあります。
Q&Aを読むと一部の回答に「直接会うことができないことが多いこのような非常時に、オンラインで友達とゲームをプレイするのに役立つツールとして開発されました」と書かれているので、今は会社のご厚意と思ってプレイしています。
コードネームのシリーズ作品
コードネーム:デュエット
「デュエット」は2人用に特化したコードネームです。通常版と違う主な点はお互いがスパイマスターであり、回答者である所です。
2人で楽しめるように細かい部分が変更されているので、主に2人でやる方はこちらの方が楽しめると思います。
コードネーム XXL
「コードネーム XXL」は文字通りにカードサイズが4倍に大きくなったコードネームです。箱や砂時計のサイズまで大きくなっています。サイズが大きい分、カードが認識しやすいです。
コードネーム:ディズニーエディション
「ディズニーエディション」はカードがディズニーの絵柄になっています。ディズニーの絵柄を見ているだけで楽しくなるため、女性や子供と一緒にやる方にお勧めです。
コードネームにお勧めな
スリーブ
コードネームのカード枚数
コードネーム(単語)カード:200枚
コードネームのカードサイズ
コードネームのカードは「44mm×67mm」のユーロサイズです。ユーロサイズのカードの中でも小さいサイズのカードです。
お勧めのスリーブ
お勧めのスリーブはハードタイプならホビーベースのスリーブ「47mm×71mm」です。
▼ホビーベース カードアクセサリ ミニユーロサイズ ハード(100枚入)
ソフトタイプならハードタイプと同じホビーベースのスリーブ「46mm×70mm」がお勧めです。
▼ホビーベース アナログゲームセレクション スリーブ ソフト ミニユーロサイズ(100枚入)
コードネームのレビュー
コミュニケーションが楽しい
コードネームの醍醐味はコミュニケーションです。話し合いの中でお互いの価値観やイメージを共有できます。ヒントにその人の性格が出てきますね。
また、ゲーム終了後の振り返りもかなり盛り上がります。勝ち負けだけでなく、過程がとても楽しいボードゲームです。